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M女性がSMを楽しみたい、もっとその世界を知りたいと思っても、なかなかその一歩を踏み出すことは難しいのではないでしょうか? そんな貴女のためのコミュニケーションブログです。

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思考は巡る…ネットって、人生って難しい…
ネットって、人生って難しい…

チャットで何人かの女性と話をすることで、この2週間過ごしてきた。全体的な雑感としては、

「う~ん…。やっぱりネットのコミュニケーションは難しい…」

ということ。もちろん、楽しくいろいろな話をしてはいるんだけど、ときどき、フッと

「あれ? 俺のことってちゃんと伝わってるのかな?」

と思ったりする。

僕は基本的に話す相手によって、話し方も話題も変わる。相手に合わせるタイプ。SMのことしか話さない相手もいれば、それ以外の話しかしない相手もいる。両方をバランスよく話してコミュニケーションをとることが僕にとっては理想だけど、それは相手次第。なかなか自分から積極的にSMの話をしたがる女性は特に初心者には少ないので、自然と話題はSMとは無関係になることのほうが多い。それでも「SM2ショットチャット・十六夜」と銘打ったサイトなので、女性もなにかしらSM的な自分の興味や体験を話したかったり、僕に聞きたいと思っているということが前提となっているので、ときどきそのバランスや程度に悩みながら、話をリードしていこうとする。まあ、そんなときの僕は、以前「僕の愛したM女たち 麻美篇」でちょっと触れたけど、

僕のSは、sadismというよりはserviceのS

だなと思ったりもする。そんな風に世間話なんかをして、話が僕の仕事や趣味の話になったときの女性達のリアクションは

「意外ですねぇ~」
「え~ そんなに真面目なところもあるんですか!」
「見直しました」


みたいなときが多い。彼女達のリアクションにそんな深い意味があるわけではないことは十分に承知しているものの、そんなとき、前述のようにふと考えてしまう。

「あれ、それじゃあ、それまでの俺は、彼女達にどう写っていたんだ? 彼女達は俺をどんな風にイメージしていたんだろう…」

そしてすぐに思い当たる。考えてみれば、こんなSMの専門サイトを立ち上げ、その中で赤裸々に自分のSMライフを書き綴り、御託を並べ、夜な夜なSM専門のチャットに現れる男…。どう考えても変態的な中年男で、サディストで女を普段から奴隷のように扱っている危ない男、そう思われてもしかたないのか…。

う~ん…。これは当初、自分が考えていた相手に与えるイメージとはかけ離れているな…。このギャップは何だろう。彼女達の多くがSMの未経験者や初心者だからだろうか? リアルなSMを多少経験していれば、そんなことは思わないはずなのに…。まだ人を見る目とか人間の性格の多面性などについて熟考したことがないからだろうか? などと頭を巡らせる。

でもなぁ…。その考えを否定してみる。別にこれは彼女達のせいじゃないんだろうと思う。もし僕がこの先、なにかトラブルを起こし、当局に捕まって報道されるとしたら、

「昨日、女性を不当に監禁し暴力を振るっていた婦女暴行の容疑で○○尚人(4X歳)が逮捕されました。○○尚人は、インターネットでSM系のサイトを運営し、SM系のチャットで複数の女性に声を掛け関係を強要していたと見られます。尚、自宅のパソコンからは、自主制作と思われる複数の女性に対して、縛り上げ暴力を振るっている様子が伺える写真や動画も見つかっており、警察ではその余罪について捜査を開始しました…。 次はお天気です。△△ちゃ~ん おねがいします」

なんて感じになるに違いない。まあお天気は余計だけど…(笑)。言いたいことはいっぱいあるけど、この報道に何の嘘もないんだよな。「容疑」とか「見られます」とか「暴力を振るっている様子が伺える写真や動画」にしたって、そんな曖昧な報道言葉にされちゃえば、SM系の会話でコミュニケーションをとりたくて、自分の考えをブログで綴って、出会いを求めて出会った人とSMをして、過去自分が愛した女との記録がパソコンに残っていて…。そんな僕の想いや行動は報道とは無関係で、一般の人には○○尚人は異常変態性欲者で反社会的犯罪者というイメージだけが伝っていく。僕のパソコンの中には、ある出版社に依頼され、1年間心血を注いで書き上げた「雑誌××の中国進出のためビジネス戦略レポート 中国富裕層の実態とその購買力」なんて堅いものも、僕が大好きな映画監督ラッセ・ハルストレムに対する熱い思いを綴った力作映画評論なんかも、保存されているけど、そんなことはまったく無視される。

結局。こうやって思考をめぐらせて見ると、自分が普通と違うのか…という結論に行き着いてしまう。よく人は、特に女性は、自分自身や他人のことを分析するようなとき

「普段、あの人は仮面を被って生きている。本当の自分を隠して生きている。本当のあの人は、もっと○○○な人」

みたいな言い方をするけど、僕はどうもこういう考え方が好きではない。ただのニュアンスの問題だけなのかもしれないが、“それも自分”“これも自分”。全部自分なんだと思う。本当の自分なんてものはその全体像を示す言葉でしかないと思う。強いて言うなら、自分はすべてを曝け出して生きているか、いないか、だけの問題だ。誰もがそれをできるわけではないということも承知しながら、僕は人をそうやって見ているし、自分はその中でできるだけ自分をオープンに曝け出し生きていこうとしているタイプの人間だと自己分析している。

僕は、プロフィールの中で、女性を見るとき、その人間性どうこうよりも女性としてどうか、という見方をする人間だと書いた。この考え方は今の社会では、あまり褒められた考え方ではないとわかっているけど、それでも、僕は女性をある一部分だけを見て断定的にその人を評価したりはしない。これまでなにかしらの関係を持った女性達が、どんなにベッドの中で乱れようと、SM的な妄想を抱こうと、それを実行していようと、それは彼女達の一部でしかない。そのことで彼女達のことを「奴隷根性丸出しのド変態淫乱女」などというようにプレイ中以外のところで蔑んだことを口にしたり、思ったりはしない。逆に、普段、相手が何かを必死に訴えようとして、僕と言い争いになったときに「オマエはおれのM奴隷だろ? なんで俺に逆らうんだ」みたいな高圧的な態度をとることもしない。たいていの場合、彼女達は普通の女性で真面目で思いやりがあり素敵な女性だった。そんな彼女達の中に秘めた想いや願望がSMとして表れ、ありがたいことに僕の前でそれを発現させ曝け出してくれる。おかげで僕も同じように自分のS性を発揮することができ、解放感と満足感を得ることができる。僕にとってこんなに密で濃厚で深いコミュニケーションはない。だから僕はそれを与えてくれる彼女達を深く女性としてリスペクトしてきた。ネットで知り合った女性達のことも同じように考えている。ネットの匿名性に隠れながらも、自分のM的な願望や興味を正直に話してくれる。そしてそれは彼女達のすべてではないことも理解している。きっとやっぱり真面目で健気で、自分のM的な欲望や願望に戸惑ったり、恥じ入ったり、時にはそれを楽しんだりしながらも普通の日常を生きてる、そんな普通の、いや魅力的な女性達だと感じている。

そんな風に、自分がいかに自由に生きられているか、どんな女性の見方をしているかなどをとりとめもなく考えながら、同時ももうひとつ、自分のSとしての限界にも気づいてしまった。

「この辺が、僕のSとしての限界なのかな…。僕は結局、こんなSMの世界の中にいても、人に信頼されたい、いい人と思われたい そんなことを考えているのか…」

と思ってしまった。取材やインタビューの仕事で、僕はまず自分の殻を破り、自分を曝け出すことで、相手の懐に飛び込み、相手の心の扉を開けようとする。そんなトレーニングを積んできた。そうすることで相手も心を開き、本心を語ってくれるからだ。相手が話す言葉を真剣に必死につかみ、その人間性を探ってきた。いつのまにか、私生活でもそれが僕のコミュニケーションスタイルとなっていた。

そう考えると、これはSの姿勢とは言えないんじゃないか、と思うこともある。十六夜でも多くのS男性が、過激で高圧的な誘い文句で、女性を待っている。そういうところに入ってチャットをした女性の話を聞くと、確かにいろんな人がいるが、多くは高圧的で、有無も言わさず命令口調で女性に接するらしい。僕はそういう話を聞くと「“野良のS男性”はだからバカなんだよ。そんなんで女性が喜んで話をすると思っているんだから。コミュニケーション不全症のマヌケなSだなぁ」と思ってしまっていたが、「これについてこれないような半端なMはいらない。ついてこれるMだけ入ってくればいい」というある意味、潔い男前なS男性と言えなくもない。僕なんかよりよっぽど肝が据わりSらしい。

まあ、そうはいってもそれは僕の持っている方法論じゃない。僕は僕の方法で、自分の信じるコミュニケーションをとっていくだけ。結局はそんなところに行き着いた。これで僕の思索の旅は終わり。でもついでに、どうせそういうヘタレSなら、ヘタレSらしく、いまのところの僕に対する女性達の信頼度を今度聞いてみようかなと思う。こんなのはどうでしょう?

現段階での尚人に対するあなたの信頼度調査!!
信頼度01~10でお答えください!


10 逢ってプレイしてみたいな…。誘ってくれないかな。
09 実際に逢って話をしてみたいかも…。
08 強引に誘われたらどうしよう。断れないかも…。
07 話していて楽しい。なんでも喋れる。しばらく交流してみたいな。それから先は…。
06 ネットでコミュニケーションとるにはちょうどいい相手かな。
05 いろいろ知ってそうなので、聞いている分には面白い。でも実際にどんな人か考えると怖い。
04 ひまつぶし。他にちょうどいい人がいないし、まあいいか。
03 ちょっと危険かな。知りたいこと全部わかったらばっくれよう。
02 危険、なるべく関わらないようにしよう。
01 個人情報がわかれば警察に通報しようと思っている。


どうですか? 今の段階、まあ03~06ぐらいまでの評価がいただければ御の字です。僕もそれ以上を望んだりは、まあ…しません。

さてこれはほんのお遊び、本気じゃありません。

今、鋭意、麻美篇執筆中。 乞うご期待!!
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