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M女性がSMを楽しみたい、もっとその世界を知りたいと思っても、なかなかその一歩を踏み出すことは難しいのではないでしょうか? そんな貴女のためのコミュニケーションブログです。

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CASE4-1 ペルソナを打ち砕く露出願望の歌姫 聖子の場合

今回の「ネットで出会ったM達の横顔」は、いままでのものとちょっと違う。基本、このカテゴリーでは、「1.はじめに…このカテゴリーの趣旨と説明」に書いたように、Mであることに悩み打ち明けられずにいる女性達のケーススタディになるように僕こと尚人とネットを通して出会ったM女性とのやりとりをできるだけ、ありのままに書いていくことを目的としている。でも今回は、どちらかというと、この交流で僕が感じた“想い”がその中心になる。今後こういうケースは増えていくかもしれない。なぜなら僕は惚れっぽいので、どうしても彼女達をフィールドワークの対象者と割り切ることが出来ずに、彼女達に惹かれてしまうから。もうかれこれ50人ぐらいの女性とこの2ヶ月半、話をしてきたが、すでに3,4人には強い恋心を抱いてしまった。最初はこのカテゴリーで一番初めに紹介した“ゆきこさん”。そして今回惚れてしまったのも、また露出願望の女性だ。これって偶然だろうか? まあそんなひとりの女性への僕の淡い想いを綴っていく…。



■始まりはいつもと同じ・・・

彼女は唐突に現れた。しかも「新月」に・・・。新月はご存知?のように、十六夜が復活してからは、僕と交流のあったSM嗜好者(主にM女性)たちの溜まり場と化している。なので初対面の女性が急に現れるのはまだごく稀のことだった。しかも真昼間。いや午前中だ。何を期待して待機していたわけでもない。一応管理人としてほぼ常駐していた管理人用チャットルームへの訪問だった。設定は当然、パーティモード、閲覧可。ほとんど徹夜続きで、誰かが入ってきたらけたたましく音楽が鳴り響くように設定していたけど、眠気が勝って、起き上がれずほとんど無視していた。それでも入退室を繰り返しているらしく5分おきにそのけたたましい音楽が鳴り響き、さすがに僕も起き上がりディスプレイの前に座った。

訪問者の名前は聖子と表記されていた。

「こんにちは」

と打ち込まれた文字にたいして寝ぼけていた僕は

「こんちは」

と誤タイプしている。

「初めて来たので、要領がよくわからなくて・・」

と彼女は応じた。それに対して僕は

「すみません。留守にしていました」

と嘘の理由を言って詫び、

「はじめまして、なにかお困りですか?」

と来訪の理由(わけ)を尋ねた。ふだんM女性を待ちわび、待機しているときとは、なんか相手の話し方も、自分の応対もなんか違っていた。ぼくは寝ぼけていたし、彼女もなんかズレている感じ。普段の僕は、大抵もう形式化していて

「僕はブログでプロフィールを公開しているんですが、読んでいただけたでしょうか?」と尋ね、相手は「はい」と応えてくれることが多く、「それなら貴女の事を教えてください・・・。それともなにか話したいこと、聞きたいことありますか?」 と話を進めていく。そういう前提が崩れ、調子も出ないまま、僕は彼女との会話をスタートさせた。

それによると彼女は、なんとなくネットを彷徨いたどり着いたSM難民で、十六夜でのチャットの経験はあるが、相手を探しているわけではなく、自分の秘めた想いを聞いてほしいタイプのM女だった。40代の既婚者だが、専業主婦というわけではなく、仕事は一応持っていると…、そしてこの段階では、彼女は妄想ばかりで、SMは未経験と自己紹介してくれた。

このころになって、だいぶ頭が晴れてきた僕は、「ああなんだ、よかった。いつもと同じだ…」、未経験だけど婚外でSMをしてみたいという願望をもった、いつも話を聞いているよくいるタイプの女性であることを理解して、いつものペースで、その経緯を尋ね、彼女が話したいと思っていることを引き出せると考えた。

「とりあえず 今日どんな話をしましょうか? 聖子さんのSMへの想いとか聞かせてもらいましょうか? どうです?」

「はい」

僕は彼女が望んでいるであろう形で本格的にヒアリングに入った。

尚人: いつごろからどんな妄想というか願望をお持ちになったんですか?
聖子: まだ、ネットがない時代、SMって女性には近づけない世界でした。痛いイメージしかなくて…。そんな時、男性向けの週刊誌の広告とかの、小さな写真を見て…。ちょっと興味が…って思ったのが学生の頃だったか…
尚人: もうその頃は男性とSEXは経験していたんですか?
聖子: していましたね…
尚人: 普通に気持ちよくできていました?ノーマルセックスも・・・
聖子: その時は、それなりに… SMを知りませんでしたから…
尚人: そっか・・・その後、自分の中で興味から自分がMかなみたいな自覚に変わってくる時期があったのかな・・・
聖子: 20代半ばの頃、旅先で入った本屋さんでSMの本を見つけて、おばあさんが店番をしていて、お客さんも他にいなかったので手に取りました…。縛られている女性の写真を見て、衝撃を受けました。あの時のことは、忘れられません。それから、ですね…少しづつ…
尚人: そっかぁ・・・ 縛られてみたい っていう気持ちが最初なのかな?
聖子: はい
尚人: あ そっか・・・ すぐに 縛られてみたいって思えたんですね
聖子: この女性と同じようにされてみたい…って。その姿を、誰かに見られたい…って
尚人: へえ そこまで思ったんだ・・・
聖子: それは、後になってからですかね…
尚人: そっか、でも 別に行動には出さずにずっと普通に生活して恋愛してきたわけですね
聖子: 何かできるわけではないですから…普通にするしかないですよね…。でも家では一人で、荷造り用の紐で自分を縛ったり、エスカレートしてくると蝋燭を自分でたらしたり…。
尚人: とくにSMの小説やコミックを読んだり、AVを見たりみたいなことはしませんでした?
聖子: 小説とかは、読みました。
尚人: なるほど、オナニーとかしちゃいました? そういうのを読んで
聖子: はい。SMが何かよくわからなかった頃は、いろんなことを一人でしました。
尚人: へえ~ ほかにはどんなことを?
聖子: 定規とかで自分のお尻とか、おまんこを叩いたり。。。
尚人: ほお
聖子: 痛いのはだめみたいで…
尚人: 自分で試行錯誤して自分のMの嗜好性みたいなものが絞られてきたんですね
聖子: はい、行為そのものというか、されている、自分がこんな恥ずかしいことをされている・・っていう気持ちでしょうか…
尚人: で、緊縛とかちょっと視姦されたいとか そういう感じだったのかな・・・
聖子: はい
尚人: ということは羞恥系に強い魅力を感じたんですね
聖子: はい、それまでも感じてはいたのですけれど、胸の強調された服とか、半そでの脇の下を見られているとか、そんな視線をそれまで以上に感じるようになって…見られてる…って…自意識過剰かもしれませんけど…
尚人: もしかしてプロポーションとかいいのかな?胸が大きいとか
聖子: いえ、良くないです。15●センチ 46キロ ●8・60.8●(※著者による伏字)
尚人: でも胸の強調された服とか着ちゃうんですねw
聖子: 私にしては…ですけれど
尚人: そんなふうに ひとりで楽しんで・・・ でも彼氏とかの前ではいたって普通だった?
聖子: もちろんです。人に言えません。
尚人: なるほど、それでそのまま結婚しちゃいました?
聖子: そうですね…
尚人: じゃあ そういう思いはしばらくは薄れていた? それとも ずっと悶々としてました?
聖子: 悶々と…ですね・・旦那に打ち明けようかと思った事もありました。
尚人: 結婚するときに、ちょっとSっぽい人を探そうとか そういう出会いを模索することはなかったんですか?
聖子: 別々に考えてましたね…結婚とか日常とは…。
尚人: そっか SMは別腹って感じか・・・。旦那さんは いたってノーマルでそういうことに興味なさそうですか?
聖子: たぶん、ノーマルだと思います。
尚人: たぶん・・・ けっこう淡白なのかなセックス自体に・・・
聖子: ですね・・
尚人: で、やっぱり カミングアウトはできないと・・・ 溜め込んじゃったんですね
聖子: 言えませんでした。ほんとに、軽蔑されるかもしれない…って。・・・Mの気持ちとしては、軽蔑されたいのに…


そんな風に彼女の告白は始まった。始まりはいつもと同じ…。自分の中に芽生えたM性に悩む普通の女性。ひとりで誰にも打ち明けられず、それでもそんなM的な願望を開放したいと願い、彷徨う真面目でやさしい女性だった。


■一人遊び

僕も、自分のS性をやたらに、日常で振りまいたりはしないタイプだが、それでも親しい人間には、大抵そのことを言っているし、付き合う女性にはすぐにSであることを語り、自分を解放するタイプ。ただ、こういうタイプは女性には少なく、やはりこの聖子のように、ひとりで抱え込むことが断然多い。そして、彼女の場合は、そのM性はひとり遊びとしてエスカレートしていった。

自分のM性を隠して結婚した彼女は、悶々とした日々の中で、その願望をエスカレートさせ、30代に入ると過激な行動に移していく。

「呆れないでくださいね…。露出…。電車のホームの反対側の人に、胸を見せたり…、車で高速道路を運転して、料金所で胸をはだけてお金を払ったり…。今はもう怖くて出来ないですけど…。見られてすごく感じていました。その後、公衆トイレとかで、鍵をかけずに開けたまま、下半身を露わにしたままオナニーを・・・・しました。誰かに開けて入ってもらいたくて、見てもらいたくて、同性でも構わない・・・って・・・・」

すごい! ゾクゾクした。僕のようなSがM女性に命令して露出をさせるときは、かなり用意周到に準備をして、女性を安心させながら、少しずつ露出することの快感を覚えこませていく。初歩の段階の露出プレイは、結果的には誰にも見られないでもプレイとして成立する。「見られるかもしれない…」その興奮だけでも相当なものだからだ。しかし彼女の場合は、いきなり確実に「見せる!」ところからスタートしている。しかし主もなしに…。彼女はその願望を衝動的に爆発させてしまうタイプの激情型の露出症だった。派手な下着を身に着けるようになり、ノーパン、ノーブラで外出するようにもなったり…、彼女はこのような“一人遊び”をエスカレートさせていった。
でも、これはその刺激と官能に比例してかなりリスキーな遊びに違いなかった。下手をすれば、彼女の社会性が根本から崩れてしまう危険がそこにはある。それでも彼女はこの行為を止められない。彼女の何が、そこまでの行動を取らせているのか・・・それが気になった。そのことを尋ねると聖子は、エスカレートしていく行為をやめることになるきっかけを話してくれた。

「怖い想いをして、ブレーキがかかりました。旅先のことです…。夜、悶々として、ホテルを抜け出して普通に散歩するのよ…って自分に言い聞かせて…公園で、浮浪者の方がベンチで横になっている前で、寝ていると思ったので…胸を・・。

……突然起き上がって、追いかけられそうになって…一目散に逃げて、もうこれ以上は危ない、って気付きました。」


拗(こじ)らせているなぁ・・・。と思いながら、ゆきこさん(case1-1)のことを思い出した。そして彼女にしたのと同じ質問を聖子にもした。

「普通、そういう露出癖のあるM女さんはパートナーであるS男性のもとで、ある意味安全に守られながらそういうことをするんですが、そういうS男性との主従関係は特に聖子さんの場合は必要としてないのかな・・・。ただそういう羞恥っぽいことをしたいっていうだけで…」

「どうなのでしょう…。ただ、誰かに命令されて…っていう気持ちになってやっていたことはあります。・・・・・・やっぱり、誰かにさらされたい…って思います…」


■自分で自分を晒していく

彼女はこれまで自覚していなかった心の奥底を自分でも確認するように応えた。そして、そこで確実に、主を求め、命令されやさしく導かれながら自分のM性を、露出癖を解放したがっている自分を発見したようだった。それを聞いて僕はそこに聖子の孤独を感じ取った。不思議な気持ちが芽生えてきた。言っていることは過激で変態的なのに、そこには甘くて切ない感情があり、ハードなSMというよりは恋焦がれる少女のような純粋さが感じられたのだ。

こうして一旦は、エスカレートした露出症にブレーキをかけた聖子だったが、2000年代に入って登場したデジカメがまた彼女を狂わせていった。彼女の欲望のはけ口として彼女は自分のあられもない姿を写真に撮るようになっていったという。もちろんネットでそれを公開とかはしないが・・・。彼女は命令してくれるS男性の役割を自分の中に作り上げ、自分で自分を晒す…ことに溺れていった。それは今も続いているという。

「程度は軽いですけれど、やめられなくて…。」
「本当は誰かにそういう写真見てもらいたいんですね?」
「はい・・・」
「じゃあ、ここにアップしてみます?」
「おまんこ見てほしい…」

彼女はそれまでの品のいい口調からは考えられないくらい突然、卑猥な言葉を口にした。それは彼女の押さえつけられていた激情の現われだと思った。僕はアップロードの方法を説明した。この時まで、この管理人室チャットは、パーティモードで誰でも入ってこられるままだった。しかも入らないでも閲覧は自由に出来る状態だった。そのことを彼女に喚起する為に

「閲覧不可にしておきましょうか? それともあえて閲覧できるままにして誰でも見られるようにしておきますか?」

と尋ねると

「誰でも見られるように…」

と彼女は応えた。この言葉が、今、自分が写真をアップするとそれが見られてしまうんだ・・・ということにただ酔ったように呟いた言葉だったのか、それとも確実な意志として見られたいということを僕に伝えているのか・・・正直判断が出来なかった。なので、もう一度注意を促すと

「さらしたいです…。おまんこ見てもらいたいです・・」

と彼女は応えたのだった。そしていきなり、彼女は局部のアップ写真を立て続けに2枚アップした。彼女の品のいい口調とは裏腹にもろの局部アップ写真、一枚は自分の指であえてヴァギナを広げて奥まで見せている。正直言って、呆れてしまった(笑)。

(なんなんだ…。この女性(ヒト)は・・・。)

もっと艶っぽくて色っぽい写真をイメージしていた僕は愕然とした。中学生なら喜ぶかもしれないけど・・・。いまさらこんなただ局部アップのもろ出しの写真を見せられても・・・。そこに色気もムードもなにもない。かといってそんな僕の呆気を彼女にそのまま伝えるわけにも行かず、なにが彼女をそうまでさせるのか、主なしの激情をもっと美しく昇華させていく方法はないのか、そんなことを思いながら、僕は彼女の心をもっと探っていくことにした。

「あははは、本当にアップなんですね。こういうのばっかり撮っているんですか?」
「はい、見てください」
「そっかぁ…そうすると発表する場所はなかなかないでしょうねぇ」
「よく見てください!」

もう彼女の激情は爆発しているようだった。それがこの言葉から感じられた。そうすると不思議なことに呆れてしまっっていた僕だったが、また再び、それが切ない彼女の想いから発せられているということに気付かされ、彼女の孤独と切なさが僕を甘く包んでいき、彼女に惹き寄せられていくような感覚が僕の中に沸き起こってきた。

「みました!」
「ありがとうございます」
「ああ、さっき知り合ったばかりの人に、おまんこを晒して…」

「気持ちいいんでしょ?」
「見ていただいて、感じてる…」

僕らは、ふたりとも午後になり仕事の予定が入っていた。僕はもっとネットプレイをするなら僕好みの下品さと上品さの狭間で揺れ動くオンナに仕立ててみたかったが、彼女はただ激情に突き動かされていただけだった。そこで、もう少しプレイを続けるために数時間後の再開を約束してこの出逢いの第一幕を終えた。それでもこういう激情型の彼女が、約束通り戻ってくることはないと僕は思っていた。

「肩の荷が少し降りたような気持ち…。胸のつかえがとれたような…」
「なんだ…もうこれで満足できちゃったのかな?」
「今は…ね」

このやりとりが、それを物語っていた。


■幕間(インターミッション)

僕はチャットを終えて、聖子のことを考えていた。チャットで変態的な自分を晒したい女性には二つのタイプがある。ひとつは、相手なんか誰でもいい、自分のことを曝け出しそのこと自体に興奮するタイプで、そのチャットこそがひとつのプレイだったりする。ふたつめは、そういう自分に悩み、誰かに相談すること、想いを告白することで、自分の気持ちを安定した方向に持って行きたいタイプ。こういう女性にはまず僕は自分のことをよく知ってもらい信頼してもらいながら話をしていくことが多い。ただ聖子の場合は、寝ぼけた頭で始まったこともあり、僕は自分のことはなにも伝えてないし、実は彼女も僕のことなど興味がないという感じがしていた。その意味では前者のタイプだと感じていたのだ。でも彼女にはそういうタイプにありがちな独善的なところがあまりなく、彼女の本来の社会性というか、人の良さを残しつつ会話ができたし、自分を晒して興奮すること自体が目的というよりは、なんというかその趣きは、まるで“信仰告白”のような感じだったのだ。つまり、彼女には両方の側面があった。そしてなにより、その激情は快楽を求めるというよりは、常に自分を壊していくことに向いているような危うさが感じられた。それに・・・。

それに、なぜかはこのときはまだわからなかったのだが、僕は彼女の時々見せる、甘くて切なくて、そして孤独な感情のほとばしりに魅了されていた。理由は分からなかったが、ただ、なんとなくこの人には“ゆきこさん”とか“麻美”に似たものを感じていた。ただ孤独なだけのM女性は、露出にはあまりハマらない。大抵、強く主従関係を望んだり、奉仕や緊縛へ傾倒していく。露出にハマる女性は、自分のペルソナ(社会的自己側面)に対する自信と裏腹の嫌悪感だったり、破壊衝動がともなっていることが多いのだ。聖子のなにが、そこまで自分を壊そうとするのか、それが僕は知りたかった。


■彼女が本当に晒したいもの

彼女は予想に反して、戻ってきた。僕はそのことに驚くと同時に、彼女の中に巣食っているM性、破壊衝動的なものの業の深さを思い知った。そんなことを少し確認した後、僕らは今度は僕が主導で本格的にネットプレイに興じた。


尚人: 素直な女性(ヒト)だなぁ 聖子さんは
聖子: 素直?
尚人: うん 欲望に素直、人間関係に素直、けっこうまわりから可愛がられてきたんじゃない?
聖子: 猪突猛進型なんですね、走り出すと周りが見えなくなるみたいで…。
尚人: そっか・・・ これまで2SHOTとかでいろんな人になんで写真見せたりしなかったんだろう
聖子: なんていうのか…晒すって、ただ単に自分の身体を見せるだけじゃない気がします。この人に屈したい…屈辱感を味わいたい、っていうのか・・。地べたに跪いて、裸になって懇願するみたいな気持ち…
尚人: 気持ちをどういうふうにもっていってもらえるかとか・・・ってことなんでしょうね
聖子: はい、そのとおりです。
尚人: ほお~ じゃあ 本当はそういうふうに命令していろいろやってみたいんだなぁ
聖子: 女って、やっぱり男の人から憧れの目で見られたいですよね。お化粧して、髪をとかして、きれいな服を着て。そんな目で見られていながら、実はとんでもない恥ずかしい姿を見られて、見下されて、いやらしい目で見られたい…って思ったり・・
尚人: ナルシズムの裏返しみたいな快感なんだろうね そういうの・・・・。わかります ぼくの奥さんがそうでした
聖子: ああ、そうかもしれませんね。奥様が?
尚人: はい、けっこうスタイルもよくて美人だったのでどっかナルシストなところがあったんだけど、同時にM的にもっと辱められたいっていう 聖子さんと似たタイプでした
聖子: 子どもが、大切なおもちゃで遊びながら、最後には壊してしまうような感覚…。大切な宝物を汚したくなる…
尚人: うん。ぼくにもそういうところがあるんですよ
聖子: 自分を壊したくなる…
尚人: 壊したいっていうか キレイなエッチでセクシーなものが大好きで賞賛するんですけど、どうじにそれを貶めていきたくなる。なのでベストマッチでしたww。聖子さんもけっこうキレイな人なんでしょ? 謙遜しないでいってごらんw
聖子: そうですね…。小さいころから、可愛い可愛いって、言われて育ってきたかな…
尚人: そっか・・・ w もっといろいろやってみたい?
聖子: どんなことをされるのでしょう…?
尚人: どうしようか・・・ ネットでできることは限られているけど 今言ったみたいなことしましょうか? 時間があるなら。そうだな…まず聖子さんのおんなっぷりを上げましょう・・・。外出するときより、もっといつもよりまず濃い目で派手なお化粧して。
聖子: はい
尚人: 下着や服も一番派手でちょっと下品なくらいエッチなものを身に着ける。その姿を姿見で見ながら写真を撮りながら、どんどんみだらにしていくとか・・・。そういうのはどうです? 興奮できそうですか? すべて僕の命令でやっていくんです。
聖子: 真っ赤な紅をひきましょうか…
尚人: そうですね。ルージュは濃いのにしましょうか
聖子: はい
尚人: じゃあ…今から聖子さんは、ぼくのM奴隷です。いいですか?
聖子: はい
尚人: これからは 聖子って呼び捨てにします。ぼくのことは 尚人様って呼びなさい
聖子: はい、尚人様
尚人: はい、尚人様。聖子は尚人様のM奴隷です。って声に出しながら打ち込んでみなさい
聖子: はい、尚人様 聖子は尚人様のM奴隷です。
尚人: どう? 気持ちいい? こういうの言わされると・・・
聖子: はい。M奴隷…。首輪をされたみたいです…
尚人: じゃあ、準備しようか・・・。どのくらい時間欲しい? お化粧と着替えに?
聖子: 急いで・・10分ちょっと15分かな・・・
尚人: ぼくのために、念入りにしなさい。20分上げる。
聖子: はい
尚人: じゃあ、これから聖子は僕を興奮させるために、濃くて派手な化粧をして、いやらしい下着と服を着ます。どうか見てくださいって声に出しながら打ちなさい
聖子: これから聖子は、尚人様を興奮させるために濃くて派手な化粧をして、いやらしい下着と服を着ます。どうか見てください。
尚人: わかった。じゃあ準備ができたら、準備できましたって打ち込みなさい。待っているよ。聖子がすごくセクシーでいやらしくなってくるのを・・・。




準備を整えて戻ってきた彼女に、僕は命令をする。

「どう? どんな気分か応えてごらん」
「心臓爆発しそうです…」
「聖子は僕のためにどんな風にメイクしてどんな服を選んだか説明してごらん」

というと、彼女は、初めてとは思えないような従属感に満たされたトーンで、返答を返してくる。

「いつもとは全然違います。いつもは薄く引くくらいの口紅を、真っ赤に塗って、マスカラも、アイシャドウも思いっきり濃くして…、髪をアップにして…娼婦みたい…。黒の紐の下着(たぶんショーツのこと)に、黒のベビードール、ブラをしていないので、乳首が透けて見えてる…」

途切れ途切れの言葉でいつもと違う自分をひとつずつ確認しながら、それに浸っていく聖子の様子が伺えた。

「そっか、娼婦じゃないよ,僕のM奴隷だ。わかったね? 聖子は尚人様のいやらしいM奴隷ですって声に出しながらもう一度打ちなさい」

と彼女の羞恥心と従属感が満たされるように、復唱させながら、彼女の気持ちを煽っていく。




尚人: これからは、僕のために今日みたいなかっこうを命じられたら喜んで着るんだ。いいね?
聖子: はい
尚人: ぼくが触っていいっていうまでは、胸やオマンコ、クリトリスを触るのはゆるさないよ。わかったね?
聖子: はい、さわりません。
尚人: 今、鏡は見ながらPCを打てるところにあるかな?
聖子: 手鏡程度ですけれど…
尚人: そっか、じゃあカメラを用意して・・・。まず唇のアップだ。いやらしく舌を指に絡めている写真を撮りなさい
聖子: はい
尚人: どんな気分だ? 命令されながら自分のいやらしい写真を撮るのは? ひとりで撮るより気持ちいいか?
聖子: 気持ちいいです…
尚人: 興奮するか?
聖子: はい・・
尚人: 聖子は尚人様に命令されていやらしい気分で興奮しています。ってちゃんと声に出して打ち込みなさい
聖子: 聖子は尚人様に命令されて、いやらしい気分で興奮しています。
尚人: どうだ? 声に出すともっといやらしい気分になるだろう
聖子: いやらしいです
尚人: これからは、 すべて声に出すんだいいね
聖子: はい
尚人: 聖子のいやらしい唇の写真、僕に見てくださいってお願いしなさい
聖子: 聖子のいやらしい唇の写真、見てください…
尚人: ほお、きれいな唇だ。でも、いやらしく指を舌で絡めるように命令したはずだよ
聖子: はずかしい・・
尚人: はずかしいことは 気持ちいいこと・・・。聖子:はもうそれに気がついているはずだよ。さあ、もっといろいろ晒してごらん? みられたいところあるはずだよ。せっかくぼくのために黒のベビードール着てくれたんだろ? 見せてくれないのか?
聖子: はい。尚人様のために…。聖子のいやらしいところ、いっぱい写真見てください。
尚人: 聖子は見られると感じてしまう尚人様の変態奴隷です
聖子: 聖子は見られると感じてしまう、尚人様の変態奴隷です。
聖子: 見て…
尚人: でも、もっといやらしくて変態的なことを喜んでする尚人様好みの奴隷にしてください
聖子: もっといやらしくて変態的なことをする尚人様好みの奴隷にしてください
尚人: もっと撮りなさい。もっといやらしいポーズで 唇に指をくわえた胸までの写真を撮りなさい
聖子: 辱めてください
尚人: 聖子、いやらしい奴隷だ・・・。そういって欲しいんだろ?
聖子: ああ・・・見られてる・・・もっと・・
尚人: もっとなんだ? ちゃんといいなさい! 奴隷らしく御主人様に媚びなさい
聖子: もっと恥ずかし言葉をかけてください。いたぶってください。
尚人: 聖子、もうオマンコ触りたくてたまらないんだろ?
聖子: わたし・・
尚人: 聖子はいやらしい格好を見られると興奮する変態淫乱奴隷だもんな?
聖子: 受け止めてくれますか…?



■ペルソナと一体の露出願望



突然、興奮していた彼女から、ちょっと違うトーンの「受け止めてくれますか…?」という言葉が発せられて、僕はその彼女の想いを推し量ろうとした。でも正直すぐには、その意味がわからなかった。

(彼女は何を受けて止めてもらいたいんだろう…。今のように自分を晒していることとは違うのだろうか・・・。ぼくのこの命令はもしかしてピントはずれなのか?)

そんなことを思った。僕はそれでも彼女のすべて受け止めたいと思った。だから「ああ、受け止めてやる」と応えた。すると彼女は、それでも迷いがある様子で狂おしいまでに切ない声を上げた(実際はテキストだったけど、僕には彼女の叫び声が聞こえてくるようだった)。

「全部知られたい・・・。ああ気が狂いそう・・・」

彼女はそう付け加えた。僕はただ彼女が興奮しているのというのとは違う何かを感じていたが、それがなにかはわからなかった。だから、そのまま命令を続けながら、彼女にオナニーの許可を与え、恥かしくいやらしい言葉をいい、そしてそれを復唱させながら、彼女がイクまで、煽り続けた。

「ああ、オナニー見られている。みんな、私がオナニーする姿なんて想像しない・・・」

(まただ・・・。みんな? みんなってなんだ? 彼女は何を考えている?)

違和感を感じながら、プレイを続ける。

「元気な私から想像できないと思う…」

僕は、彼女が何かを告白したがっていることに気がついて、命令を具体的なオナニーのやり方を指示するものから、彼女に想いを告白をさせながら、オナニーする方向に変えてプレイを続行した。まずはオナニーの頻度とその妄想を聞き出す。

「週に2回くらいは、いじめられてることを想像して、みんなの前で、裸にされてることを想像して・・・みんな、わたしをみてる。みんな私が好きなのに、いやらしい私に軽蔑して…。 イっちゃう・・・。イッテもいいですか~尚人様・・・」

彼女は自分の想いの中、一番自分が望んでいることをこうして告白し、それを妄想しながら達した。なるほど・・・僕はだいたい彼女の何がここまでM性を強めて、自分を破壊していく方向に、そして露出にこだわっていたのか理解できたと思った。そしてなぜだろう・・・、切実な欲望以上に、そこに彼女の悲しみを感じた。

「しばらく、余韻に浸りたいだろうから、無理に言葉打たなくていいよ・・・。少し休んでかまわないから・・・」

と彼女に時間を与えた。やさしい言葉をかけるのは、僕の性格だからなのだが、それ以上に、僕は彼女が泣いているのではないか・・・、なんとなく、そう…本当になんとなく・・・。デジャヴュ・・・というか、そんな気がしたのだ。彼女の想いは甘く、切ない・・・。そして僕は、こういう女をよく知っていたということを思い出した。

「ありがとう・・・」
「せつない・・」
「せつない・・・」


「どうしたの?」

「とことんMになれたら・・・。って思ったら・・・」

(いいよ・・・。ぜんぶ言葉にしたら、余計辛くなるよ・・・)

僕はそんな風に感じ、彼女の言葉を塞ぐように、ここに集まる女性たちは、みんなそれぞれ何かを抱えて集まって来るんだよ・・・といった具合に、さまざまなM女たちの想いを逆に彼女に伝えて慰めようとした。

でも、結局彼女は、そんな女性達に共感しながらも言ってしまった。

「つらいですね…。涙が出てきます」

もうこれは、彼女にすべて吐き出させるしかない、彼女自身がそれを求めているんだと、僕も覚悟を決め、逆に彼女が話しやすいように空気を作っていった。
彼女は誰にも言えない、夫にも、そして夫に隠していること以上に大きなペルソナを抱えた自分の人生について告白した。

「信じなくてもかまいません、勝手につづります…。私は音楽をやっていて、このレッテルをはがすわけにはいかない・・知られるわけにはいかない。壊すわけにはいかないんです、絶対に…。ファンのみんな、応援してくれているのに・・裏切れない。でもやっぱりせつない、ほんとの私を知ってほしい、ってみんなの前で、犬みたいになって咥えてあげて私を使って気持ちよくさせてあげたい。みんなの前で、おしっこも見せてあげたい。飲んでほしいくらい…。きっとそこまで、みんな私を慕ってくれてる・・・。すみません。気持ちが高ぶってしまって・・・」


僕の予想は当たっていた。何故だろう・・・。自分で自分は勘がいいタイプとは思わないけど、僕は言われる前に彼女を歌手だと思っていた。なのですぐに納得してしまった。なにより聖子の持っている激情と露出というキーワードに納得がいった。そして家族やいわゆる世間体というレベルを超えたペルソナとその破壊願望に説明が付いたと思ったのだ。
彼女が晒したかったのは、自分の恥かしい体だけではなかったのだ。そのペルソナと一体になった自分自身を晒すことを望んでいたのだ。「みんなが知っているパブリックイメージの自分。それが実は、こんな変態なMなんです!」それこそが彼女の露出願望なのだ。彼女にとってペルソナの破壊こそが露出の意味なのだ。彼女は告白を続けた。




尚人: できることなら、そうやって自分を支持してくれているファンの前でそういうこと全部やってみたいんだね
聖子: うん…
尚人: なるほど…
聖子: でも現実には絶対に無理……
尚人: 婚外SMとか考えたことないの? っていうかそういうことしたら、すぐばれちゃうようなそれなりに顔とか知られているの?
聖子: 人によっては…
尚人: そっかぁ。それがなければ、婚外で関係を持つことに今はそれほど抵抗ない? そういう保身だけの問題?
聖子: 難しいですね…
尚人: さっきは設定として一応僕は、聖子さんの主みたいな感じでしたけど…。そういう風に、なにかしら理想の御主人様像があって、そういう特定の人とそういう関係になってみたいっていうのとはちょっと違うのかな?
聖子: 理想のご主人様…ですか…
尚人: もっと、どっちかっていうと不特定の人に晒されて、命令されたいみたいな、そういうタイプなのか・・・
聖子: こんなこと考えます…。ストリップ劇場のステージに無理やり引きずり出されて、お客さんの前で服を脱がされる・・。私は恥ずかしくて胸を隠し、おまんこも必死に隠し…。
尚人: うん
聖子: そこでご主人様が、こう言うの…。聖子…お客さんに見せなさい…命令調だけど、諭すような口調で…。見せなさい、って・・
尚人: なるほど・・・ なんかよくわかる気がする
聖子: その言葉に込められた愛を感じて、身体を開くの…。私は、沢山の人の前で、すべてを見てもらう・・。袖でご主人様は、見守ってくれている。
尚人: なるほど・・・
聖子: 裸のまま唄う私を…見守ってくれている。
聖子: せつないです。Mになりたい…
尚人: ……やっぱり、どことなく僕の奥さんに似てますw
聖子: せつない…
尚人: でもリアルなSMにおいて、その願望はなかなか難易度高いですね~
聖子: ですね……
尚人: それこそ秘密クラブみたいな世界が必要になるし。まあ、そういう世界もないわけじゃないんですけど・・・。そこまで堕ちると、もう普通の生活との両立はありえないでしょうしね。
聖子: 家で練習するとき、たまに裸でピアノを弾いて歌います…。それが関の山…
尚人: へえ~ww
聖子: 鍵盤に目を落とすと、私の乳房が、小さいけど揺れていて…
尚人: 聖子さんの歌聴いてみたいな・・・。そんな想いが秘められているならさぞ艶のある歌声なんじゃないかな・・・・
聖子: 乳首も硬くとがっていて・・・・・これがせいぜいですね…
尚人: なるほど・・・。宣伝じゃないですけど聖子さん、僕のブログ読んでくれませんか? いろいろ共感してくれると思います。そういう露出願望のある新体操選手の話とか…。
聖子: 読んでみますね。新体操…
尚人: 僕の結婚したときの話とか・・・けっこうわかってもらえるかもしれない
聖子: 今ね、名前ばらしたくなってます。
尚人: あははは! 無理しないでいいですよw。僕のブログ読んで僕を信頼できるなって思ってくれたらでもかまいません
聖子: はい……ありがと
尚人: カメラ小僧に狙われて、感じている自分に気がついて、そういう彼らの前で必要以上に大胆なポーズとか取ってしまったっていうようなタイプの女性です
聖子: 女性はみんな、多かれ少なかれあるのかな…
尚人: 聖子さんはその人にもちょっと似たタイプのMかもしれないなぁ。ああ、ぼくも彼女にそう聞いたんです。女性は誰でもどっか見られたいんじゃないの?って。
聖子: ですよね
尚人: そうしたら彼女はきっぱりと。私は見られたいんじゃなくて、はずかしいところを見られたいんです。似てるでしょ? 聖子さんと…。
聖子: ああ・・・・・鳥肌立ちました・・
尚人: かっこいいとか素敵!じゃなく、私のはずかしいところ見られたい・・・なんだそうです
聖子: うん、そう・・・素敵でかわいい私じゃなくて、はずかしい私…。それを見られたいんです…。その選手は、そこまで尚人さんにお話しされたのですね…。




その時、僕はこのチャットルームに閲覧者がいることに気がつき、すぐにでもここに入ってくる予感がして、すぐに管理画面でこれまでのログを見えないように消し、閲覧も不可の設定にし直した。入ってきた女性は、常連で気の利く女性だったので、簡単に説明をすると、すぐに出て行って聖子とまたふたりになった。
突然の参加者に我に返ったのか・・・、聖子は、じゃあわたしもそろそろ・・・とチャットルームを出て行く気配を見せた。

「また話せますか?」
「はい、楽しかった。Mになれました…」
「気が向いたら、またHなことしましょう・・・」
「はい、犯してほしいです…」

ああ、なんだろう・・・。この人がいうとこんな台詞もなんか、甘くて切ない・・・。そしてムラムラする。

「ほんとは僕も犯したい…もっともっと…犯りたいです」
「・・・今ね、おまんこ思いっきり開いてます。尚人さんだけに見てほしくて、見せています・・・」

たまんないなぁ・・・! ドキドキと切なさが止まらない・・・。でも理解した・・・。彼女はまだ本当の意味で晒せていないんだ・・・。だから帰れない・・・。部屋を出て行けない・・・。
彼女自身も無意識なんだろうが今、本当に晒したいのは“おまんこ”じゃないはずだ。僕はそれを知っていた。そこに余計、切なさを感じた。僕は彼女を楽にしてあげたかった。彼女は、今日、一番最初に局部を晒した。僕は衝動的過ぎて呆れてしまったが、それは彼女にとってサインだったのだ。そのことを僕はこの時理解した。そしてまた見てほしいとヴァギナをディスプレイの向こう側で僕に晒している・・・。それは文字通り、彼女自身なのだ。だからヴァギナを晒す。オンナとしての彼女の本性がそこにあると、彼女は強く思っているのだ。そして、それだけでは彼女にとって露出にはならない・・・。もうひとつそのヴァギナと一体になったものを晒さない限りは・・・。それは表裏一体というよりも、その両方がそろっている状態で晒さなければ彼女にとって意味がないのだ。例え、無意識だとしてもそれを彼女自身が一番強く感じていたに違いない・・・。だから、この後、彼女はそのもうひとつのものを晒すことで、本当の意味で、今日の露出行為を完結させた。いや・・・、彼女にはそんな気はなかったかもしれない。ただ偶然、相手が悪かった…。今日、こうして話しているのが僕じゃなければ、彼女はそのまま、終わりに出来たかもしれなかった。




聖子: わたしを、ファンから奪ってください…
尚人: 僕だけに晒す奴隷にしちゃっても満足できるかな・・・
聖子: いつか、みんなにさらして下さい。
尚人: そっか、その手があるね。いっぱい聖子を調教してなんでも言うこと聞くようになれば・・・
聖子: はい
尚人: じゃあ、聖子は今は僕の秘密のM奴隷だ・・・
聖子: さらしなさい、って言われて、私はみんなの前で全裸になる・・。
聖子: …わたし●●●です。(彼女は突然下の名前を打ち明けた)
尚人: ●●●さんなんだ
聖子: 苗字も書いちゃいそう…
尚人: いいよ ●●●●?。(ぼくは彼女を苗字を推測して尋ねた)
聖子: どして・・・・・・
聖子: そう思うのですか…(あきらかな動揺が感じられた)
尚人: ●●●で●●な歌手で知っているのが●●●●●●●(彼女のフルネーム))だったから。年齢的にもそんなもんかなと・・・
尚人: あれ? やば・・・ ずぼし?ww
尚人: あんまり あわてないでくださいね 僕はけっこう信頼できるやつだし・・・ 
聖子: 失神しそうです…
尚人: そっか、うれしいな♪ ●●●●とか覚えてますよ(僕は知っている彼女の曲を告げた)
聖子: 今日、おまんこの毛を剃ろうかな…
尚人: あははは、どうしたの? 急に・・・(笑)
聖子: 最近剃っていなかったし、奴隷になった証、ってよく言いますよね
尚人: ああ、そうだね。じゃあ 聖子に今日最後の命令をしてあげる。うれしい?
聖子: ●●●って呼んで…。(彼女は本当の下の名前で呼ばれたがった)うれしいです。
尚人: 聖子、今日、オマンコのまわりの毛を剃って、僕のブログを読みながらもう一度オナニーしなさい。(以下、名前は変更したけどここではそのままで記載)
聖子: はい
尚人: わかった? 聖子
聖子: はい
尚人: はい、だけじゃだめだよ。復唱してごらん
聖子: 聖子は今日、おまんこの周りの毛を剃って、尚人様のブログを読んでオナニーします。
尚人: じゃあ、約束。ブログ読んで、たぶん・・・聖子好みのエッチなシーンもあるから、そこでオナニーしなさい
聖子: はい
尚人: Youtubeで歌っている映像探しちゃおっかなぁ~♪
聖子: 私でオナニーします…?
尚人: うん する 聖子を使って抜くよ。ザーメン飲ませてあげたい
聖子: うれしい…



不思議と驚きは少なかった。彼女のためにはもうすこし驚いてあげたかったくらい(笑)。むしろ驚いたのは彼女のほう。彼女は「苗字を晒したい」といっていたが、実際には晒すことは出来なかったかもしれない。たぶん理性が働いて躊躇したに違いない。なのにあまりにあっけなく僕に当てられてしまい、自分がとんでもないことをしてしまったことに震えが止まらなかった・・・。そんな感じだった。

でも僕は、臆面もなく自分を信頼できる人間だと単純な言葉でそのまま彼女に伝え、何故だか彼女もそれを信じてくれた。そう…、あっけないくらい簡単に僕らはお互いを信用していた。普通だったら、まずこういうことがあれば、僕側にしてみれば“なりすまし”を疑う。僕は自分を論理的な人間だと思っているし、事の真偽に関しては、プロとして充分に検証する能力もあると考えている。そして彼女側からすれば、なんとしても僕の口を封じるためになにかしら手を打とうと思わずにはいられないはずだ。でもそういうことのすべては必要なかった。疑うとか疑わないとか、信じるとか信じないとか、自分のことが暴露されるんじゃないか、それとも信頼できるのか、という不安とか信用とかともちょっと違う。かっこつけるわけではないけど、僕らは解り合っちゃったのだ。少なくとも僕はそう感じた。うぬぼれている・・・そう思われてもいい。第一、彼女が“なりすまし”だったとしても、僕にはなんのデメリットもない。そして彼女の名誉が傷つくことも実はないのだから…。

そして彼女は、一番自分のしたかったこと、自分自身を晒すという露出の満足感をこう伝えてこの日僕達は別れた。

「最後に、全部晒すことが出来てうれしかった…。また・・・


僕は、この日、聖子との約束どおり一週間ぶりにオナニーをした。youtubeで彼女の歌う姿を見ながら、今日のことを思い出して…。

~この項、次回につづく~


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Mって・・・切ないね
彼女の願望を現実世界で叶えることは不可能よね。
その心を解放してあげられる場に、ここがなればいいね!
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そういえば、私も誰にも見せたことなかった私を尚人さんには晒したな・・・・
尚人さんにだけなんでだろ?

ネットで色んな人と話して多くの人は分別の付く優しい人だけど
リスクある事は絶対避けてたんだけどな・・・顔、本名、住所、連絡先その一つでも
晒すってリスクあるもんね。
尚人さんにだけなんでだろ?

尚人さん、もしやよからぬ催眠術でも使ってないか~^^;
りんこ | URL | 2012/03/10/Sat 22:20 [編集]
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