理由は2つ。ひとつは、この娘とのやり取りを公開することで、このブログの読者、とりわけ現在コミュニケーションをとらせて頂いている他の女性達に僕のコミュニケーションの目的について、あらぬ誤解をされるんではないか…という不安。もうひとつは、ここで取り上げる美和自身もここを読むことによって、僕とのコミュニケーションに影響が出てしまうのではないかという不安。
というのも実は彼女はネット調教を志願したからだ。僕がチャットでM女性達と会話をしたいのは、彼女達を卑猥な言葉で興奮させて、それを自分でも楽しむから・・・ではもちろんない。それでもこういうこともしているんだと思われれば、それはプラスにもマイナスにも働く。どちらかというとマイナスが多いと考えられる。
まあ、以前「徒然日記・思考は巡る…ネットって、人生って難しい…」(2012/01/05)にも書いたけど、そういう“いいカッコしたがる”自分がいるから躊躇いも生まれるわけで、これは自分のそういうカッコつけたがる気持ちをなんとか捻じ伏せるとして、問題はここでそのネット調教の様子を克明に記録することで、実際の調教や美和の気持ちになんらかの影響が出てしまうのではないか、ということなのだ。
このカテゴリーで、これまでの2名の女性について紹介してきた。それを読んでいただければわかるように、ここでは、実際のやりとり以上に、そのときどきの僕自身の気持ちや考えを綴っている。調教という行為において、それは“調教の裏側にある僕の気持ちや考え方”だったりする。普段のコミュニケーションならそれもかまわないのだけれど、そういう僕の裏側の気持ちは本来、調教相手に見せるものではない。それを書いてしまうことが、果たして調教相手にいいことなのかどうか・・・。そこに躊躇いが生じたのだ。
過去、ネットで女性を調教した経験は何人かあった。それは本気で僕を“主”として信奉し、真剣に調教を受けてリアルな関係を築くことを前提としたものだった。だがそれとはどうも勝手が違う。あくまでもバーチャルを前提として仮想ご主人様としてのつきあいだ。何故、それでも引き受けたかは後述するとして、僕は、調教としての実を取るか、それともこのカテゴリーの趣旨でもある
“同じようなM的な性癖を持ち、悩み、願望を抱える女性たちのケーススタディになればいい”(1.はじめに…このカテゴリーの趣旨と説明(2011/12/30/Fri))
という本来の目的に忠実に、なにも包み隠さずこれまで通り書き綴っていくか・・・。そんな選択を迫られた。どっちに重きを置くか・・・。躊躇いは消えないものの、やはり本来の目的を優先し、調教の裏側にある僕の気持ちも綴っていくことにした。この決断がどういう結果をもたらすか、それはこの記事をアップしてからでないとわからない。
さて、前置きがながくなった。それでは美和とのやりとりを振り返っていこう。
■奴隷になるとアソコの毛を全部剃るんですか?
美和とは昨年、もうすぐ大晦日というような年の瀬も押し迫ってきたころに出逢った。近畿地方で学生をやっている二十歳のSM未経験の女の子。屈託がなくて会話のテンポもいい、物怖じしない好奇心旺盛な明るい感じ女の子だと感じた。でも本人曰く、
「これはネット人格で、普段はもっとおとなしくて、あまり上手に話せないんです」
ということになるらしい。簡単にお互いの自己紹介をし、世間話をひと段落した後、
「さて、どういう話がしたい? なにか聞きたいこと、話したいことある?」
と聞くと
「お任せします。」
とこっちに丸投げしてきた。M女性の性(さが)なのか、S男性と話すからなのか、こういう感じですべてを相手に任す人が多い。正直、面倒くさい。すべての主導権を男に渡してただ受身でいるほうが楽なのはわかるけど、プレイならともかく、会話、コミュニケーションでこれを最初からされると、ちょっとウンザリする。でも、もちろんそんなことは直接相手には言わない。それに美和の場合、この時感じた“相手にすべてを委ねる”というスタイルは、その後の付き合いの中でちょっと特殊とも言える様相を示していくことになり、それと同時に受身というよりは、そこに“彼女の強い意志”さえも感じられることになっていく。
「じゃあ、僕が美和ちゃんのことをいろいろ聞いていくのと、僕の調教の知識の話とどっちがいい?」
と尋ねると
「SMの調教の話をいろいろ教えてほしい」
とその旺盛な好奇心の一端を示した。そこで僕はいままで自分が行ってきたさまざまなプレイや調教の話をしていたが、結局彼女が興味を示したのは、それとは全く関係のないことだった。
「奴隷になるとアソコの毛を全部剃るんですか?」
「浣腸されると女はみんな奴隷になっちゃうって本当ですか?」
(はぁ? なんだこの子(笑)。俺の話聞いてないのかな・・・。どうしていきなりそんな話になるんだ?)
ちょっと呆気に取られ、話を進めることに躊躇していると
「私、ネットで調べたんです。奴隷はみんな剃毛するって・・・、それに浣腸されると女は奴隷になるって・・・」
若いSM未経験者って怖い・・・。どこからともなく中途半端な知識を得て、しかもそれを思い込んで彼女のSM観を自己完結してしまっている、そんな感じが窺えた。しかしこれは彼女の強いこだわりというか、願望だということが次第にわかってきた。
「奴隷になりたいの?」
「なりたいです。ずっと憧れていて・・・、だからネットでいろいろ調べているんです」
「僕はブログで麻美の話を書いているけど、あんな感じ? なんでも相手の言うままにエッチな服や下着を着させられ、そのことに気持ちよくなるみたいな・・・」
「麻美さんにすごく憧れました」
「化粧やヘアスタイルや服装もご主人様好みになりたいの?」
「・・・はい」
なるほど・・・。美和にとって奴隷とは、剃毛され何でも相手の言うとおりになり、それに従うという存在なのだ。そして美和はそんな奴隷願望を持っている女の子だった。以前、彼氏がいたが、その彼にはそんなM的な奴隷願望をカミングアウトすることはできなかった。男性経験はまだその元彼ひとり、まだオーガニズムも知らないという。
■そんな・・・まだ、今日は覚悟が・・・
何故だか、ちょっと魔が差したというか、イタズラ心が芽生えた。いままでそんなことチャット相手に言ったことないのに・・・。そしてからかい半分に僕は投げかけた。
「じゃあ、僕がご主人様になって命令してあげようか?」
ちょっと間を空けて彼女は応えた。
「え・・・」
「そんな・・・まだ、今日は覚悟が・・・」
(あれ? まんざらでもない感じ・・・。しかし俺は何やってんだ? そういうことをするためにここにいるわけじゃないだろう・・・)
深追いするのは止め、会話を続けるために僕はその場を取り繕うとした。
「なんてね。冗談! ちょっとドキドキした?」
「ちょっとなんてもんじゃないですよ! すっごいドキドキしました」
そして世間話程度のSMの話題に戻そうとしたときに彼女は言った。
「あの…、エッチな写真とかそういうの送るのはナシでいいですか?」
(あれ? 本気だったのか? ってこの場のお遊びじゃなくて継続的ってこと?)
「あれ? やる気があるの? 本気だったんだ・・・」
「本気ですよ! 奴隷になりたいんです!」
「そっかぁ・・・。ゴメン。そういうことならちゃんと聞かないとね。じゃあしばらく美和ちゃんのバーチャルご主人様ってことで調教っぽいことやってみる? いつからがいい?」
「明日なら・・・」
「わかった! じゃあ、明日から美和ちゃんを調教だ!」
なんか、気がつくと話の流れでそうなってしまった。そして彼女は自分が本気だということを示すために
「ちょっと待ってくださいね。一番可愛く写っているの、探しますから」
と言って、彼女の写真をアップロードしてきた。
「うわっ! かわいい!!」
そこには、サクラをバックに、白のニットにピンクのトレンチコート、デニムのミニスカートを穿いたすごい可愛い女の子がポーズを決めて写っていた。写真が趣味だと言う元彼の写真だそうで、ポートレートとしてはかなり上手な写真だった。なんていえばいいか、可愛い・・・、僕はアイドルオタクではないので適当な意見だけどAKB48とかモーニング娘にいても全然違和感がないくらい“普通にかわいい女の子”だった。
僕の写真も見たいと言うので、僕も写真をアップした。
「若いですね・・・。お父さんと全然違う・・・。」
まあ、そんなもんでしょ・・・。気に入ったとも、素敵とも・・・そういうお世辞めいたことはいっさい言わない(笑)。
「まあ、彼氏としてはともかく、バーチャルご主人様としては合格ってことかな?」
「そうですね」
ふ~ん・・・。そっけないもんだ。そして彼女とは明日またここで逢うことを約束してチャットを終えた。
なし崩しとはいえ、調教することになった以上、僕も考えなければならないことがいっぱいあった。でも、まだ美和のことを何も知らない、その経験も、性格も、M的な嗜好や方向性も・・・。第一これは、本当の調教なのか、あくまでもバーチャルなのか、未経験者の彼女がそのあたりを明確にして、それを僕に伝えてくることはまずありえない。そういったことの判断すら委ねられている・・・。彼女の意識や意志を探りながら、そのあたりをコントロールしていかなければならない。バーチャルご主人様とはいえ、これは結構な作業だと思った。それに・・・。
それに僕に彼女をバーチャルな奴隷としてSとして楽しむことができるのか? そこに性的な興奮があるのか・・・、ある部分自分の渇きを満たせるのか・・・。たぶんそれはほとんどないと思われた。それなら何故、僕はこれを引き受けたのか、まだ自分の中にも明確な答えは見つからなかった。これまで自分がSM嗜好者としてやってきたことに比べれば、これは“ごっこ遊び”の域を出ない。それでも彼女は真剣だという。この僕と美和の気持ちの差、経験の差をどう調整していくか・・・。このことに答えが出るのは、もうひとり新たなネット調教志願者が現れてからになった。その話はまた別のCASEの時に・・・。
■テストで赤点とちゃったので、明日までにレポートです
次の日、9時に約束していた美和は6時に十六夜に現れた。僕は美和を待っていたわけではなく、いつものように新しいM女性との会話の機会を求めて待っていた。もちろんだからといって追い出したりはしない。
「はやいね。どうした?」
「なんかドキドキして・・・、探したら尚人さんがいたので・・・」
「そっか・・・。じゃあ調教の前にいくつか、話しておかなければならないことだけ話しちゃおうか・・・。」
と言って僕は、美和に調教の前に幾つか約束して欲しいことを伝えた。
「ひとつは、美和がネットでの調教をもう終わりにしたいって思ったとき、そのときはちゃんとそれを伝えて終わりにして欲しい。メールアカウントを削除して連絡つかなくするようにしてもかまわないけど、その前に一応、ばっくれないでちゃんと伝えて欲しい。べつに強引に引き止めたりはしないから。
それとネットでの調教を止めても、僕に問題があって止めるんじゃなければ、たまにはメールとかでコミュニケーションとって、近況連絡しあったり、その後、美和が誰かと付き合って幸せに生活しているなら、そんなことも話せる友人になれたらいいなって、僕は思っているからそのつもりでいてほしい。
調教では美和にいろいろなことを命令して美和はそれを実行して僕に伝えなければならない。だけど、“そこまではできない”とか“そんなこと望んでないとか”、そういう不快な思いをする命令を僕がして、美和がその命令は“マジ勘弁しろよ!”って気分になるときもあるかもしれない。そんなときは、一旦、その命令を僕にとりさげて調教を中止できるようにセーフワードを決めておく。
これは普通にぼくが命令して、美和が“はずかしくてそんなことできない!”っていうのとは別のケースのことだよ・・・。わかるか? そういう時、“はずかしい”“できない”って僕に伝えても、僕はやめないかもしれない。そういったやりとりは、ご主人様と奴隷の間にはよくあることだからね」
「はいわかりました」
本来セーフワードは、もともとSMのプレイにおいてパートナーの安全を確保するためのものだ。僕の場合、ネット調教に限らず、通常のプレイにおいてもそれを決めておくことが多い。例えば、キツイ縛りをした場合などもしかしたら足とか手が攣(つ)って激痛が走っているかもしれない。そのままつづけて肉離れを起こすようなケースもないとは言えない。あるいは過激な露出命令を出して、外を歩かせているとき、命令者には見えない位置でM女性が警官を発見したりしてプレイを中止したいとき・・・なんて場合もある。そんな非常事態を想定して、僕はパートナーとの間に“これを言ったら即座にプレイを中止する”という言葉を決めていた。
しかしこの美和とのセーフワードにはまたそれとはちょっと違う意味が含まれている。通常なら調教やプレイにおいてSとMは主従関係という名の下に対等だ。意外なことと思うかもしれないが、そうなのだ。Mは支配されること、命令されることで喜びを得て、Sは支配すること、命令することで喜びを得る。妄想的なSMならいざ知らず、リアルなSMにおいては、お互いのニーズを理解し、相手のニーズに応えるからこそ関係は成り立つ。そこにある官能は対等でなければ意味がない。その中でSは支配力を発揮して、Mの行動を決めていく。しかしネット調教の初期や今回のような初めからその関係がバーチャルであるということが明らかな場合、すべての決定権はその関係を望んだ側、多くの場合M側にすべて委ねられる。言い換えれば“やりたくないと思えばいつでもやめられるし、命令に従いたくなければそれも許されてしまう”ということだ。結局、バーチャルな主従関係というのはそういうものだ。M側が強く命令されることを望み、それに従う意志を見せない限り成立しない。実際には命令にはなんの強制力も支配力もないわけだ。すでに美和の場合、どんなにプレイをしても、その結果の報告はすべてテキスト、証拠の写真が送られてくるわけでもないし、実際にそのことを僕が確認することもできない。この決定をすでに美和が下している。なのでほとんど僕のほうには旨味はない。
このサイトで何回も言っているけど、
「僕のSはsadismというよりはserviceのS」
を地で行くような感じ。M男がSMクラブで女王様を金で雇って、自分の好きな命令を言ってもらうのと同じ。彼女達は別に僕に金を払うわけではないが、正直、対等な関係ではない。サービスを受ける側と与える側でしかない。実際にこういうことを理解しているM女性は少ない。特に初心者M女性は命令されていることで、自分が受身でいて支配されているように感じているが、実は自分だけがその官能を受け取っているのだ。S男性にも喜んでもらいたい、そのために自分が何が出来るか・・・、そこに思いを馳せるM女性こそ、本来はM女性だと思うのだが、それは贅沢な望みなのかもしれない。
■今からアソコをさわりながらチャットします・・・
それでも僕が、こういったバーチャルな主従関係を結んだ理由については、また別の機会に述べるとして、話を美和とのやり取りに戻す。このふたりの妙な関係は、そしてこんな感じで始まった・・・。
尚人: | じゃあこれからは美和は見習いM奴隷だ。 |
美和: | 見習い期間ってどれぐらいなの? |
尚人: | 自分がああなんかホントに奴隷になっちゃった!って感じたときが、美和が奴隷になったときだよ |
美和: | そうなんだ |
尚人: | 美和はこの関係をどれくらい続けたいの? |
美和: | どれぐらいって聞かれても困るけどできたら長く続けられたらいいなぁって思う。普段の私ってぜんぜん積極的なんかじゃないよ。ご主人様ができたらたぶん彼氏とか欲しくなんないと思うって思うの。たぶんネットだから自分の素直な気持ちを言えちゃうのかも…。会って実際にSMされるとかだったらたぶん本音で話せないと思う。 |
尚人: | さてと・・・ ドキドキしてる? |
美和: | ちょっとドキドキしてる |
尚人: | 僕と美和のセーフワード決めようか? |
美和: | どんなのがいいんですか? |
尚人: | せっかくだから、学生らしいのがいいな・・・「テストで赤点とちゃったので、明日までにレポートです」みたいなw |
美和: | あはは |
尚人: | これなら、言われてもかわいいから、腹も立たないw |
美和: | うん |
尚人: | じゃあ、決まり。他に聞いておきたいことある? |
美和: | わからないことはそのときに聞いたらダメですか? |
尚人: | いいよ、美和は僕とこうやって普通のおしゃべりもしたい? |
美和: | うん |
尚人: | じゃあ、スタートと終了をハッキリさせよう。そのほうが、美和も安心できるだろうし |
美和: | うん そのほうがいい |
尚人: | 気分の切り替えもできるからね。じゃあ、はじめよっか・・・ |
美和: | わかった。うん |
尚人: | これからは美和は僕の奴隷だよ。いいね、僕に尽くしたい! 気に入られたいって思いながら話すんだよ |
美和: | はい。調教のときは敬語のほうがいいんでしょ? |
尚人: | 美和の気分はそのほうが、高まるんじゃない? |
美和: | はい |
尚人: | じゃあ 奴隷の美和への最初の命令だ。これからいろいろエッチなことも含めて質問するからそれにちゃんと奴隷らしく正直に答えていくんだよ |
美和: | ドキドキします…。はい |
尚人: | 麻美のブログ読んだでしょ? 僕が命令したときはどうするの? ちゃんと返事してごらん チャットだからちょっと面倒だけど、ゆっくり自分の言葉で復唱してごらん |
美和: | えっ・・・なんて書いてあったかなあ |
尚人: | だめだなぁ・・・ 「これから、いろいろエッチなことも含めて質問するからそれにちゃんと奴隷らしく正直に答えていくんだよ」って 僕に言われたら美和は、自分の心の中でそれを繰り返すんだ。そして、自分の心の言葉、気持ちとして言い直すんだよ。 |
美和: | あっ・・・!ストーブの灯油がなくなっちゃいました。ちょっと待ってくれますか? |
尚人: | (苦笑) |
なんとも滑稽と言うか…、おかしな始まり。美和が真剣だと言えば言うほど…。自分の中のSMのイメージ、調教スタイルが崩れていく。なんか小さな子供を相手にしているような、すごくイケナイ気分(笑)。果たしてどうなっていくのか・・・。不安もあるけど、同時に笑いがこみ上げてくるような可笑しさと楽しさがあった。
戻ってきた美和に命令を復唱させた後、僕は美和のその時の服装、下着などを説明させた。美和は自分の持っている一番派手な赤いレースのTバックを穿いて調教に望んでくれた。
「今晩、はじめて調教されるからこの下着にしました。そのほうがご主人様が喜んでくれるかなって思いました。どんなのが好きかわからなかったんだけど持ってる中で一番エッチな下着を選びました」
可愛いことを言ってくれる。その後、スリーサイズを彼女に聞くとちょっとコンプレックスだというこじんまりとしたそれでも写真で見たとおりの可愛い感じのバストサイズを教えてくれた。恥かしがりながらも、だんだん命令されたり、質問されたりしていることに美和が酔ってきていることを感じた僕は乳首を愛撫するように命令した。
「チャットしながら、こんなことしているなんて…。恥かしいけど気持ちいい・・・。身体が熱くなってきちゃった・・・。乳首をさわりながら胸をつよくもんだら腰がかってにうごいちゃうぐらい気持ちいいです。なんかご主人様に見られてるみたいな感じ・・・」
僕はその状態で、美和にいつどんなきっかけでオナニーをするようになったか、答えるように命令した。
「高1の時だったと思います。ベットの中で胸をもみながらあそこを指で・・・。好きな人が出来たんだけど告白とか出来なくてなんかもやもやして・・・。それから月に1回ぐらい、多い時で2回ぐらいするようになりました。一番最近したのはクリスマスの前です・・・」
ちゃんと正直に答えたご褒美に股間を触ることを許してやると
「ハイ、今からパンツの上からアソコをさわりながらチャットします・・・」
とちゃんと復唱しながら、いよいよ本格的にオナニーをさせるところまでこぎつけた。
そのときだった。
「お母さんに呼ばれちゃった。一回出ます・・・」
■尚人さんに下着選んでもらっちゃおうかな・・・
…・・・やれやれ、どうもこの子との調教はどうしてもギャグになってしまう。30分後ぐらいに戻ってきたものの、気持ちをもう一度再セッティングするのは難しそうだったのでこの日は続けなかった。「初日の感想は?」と聞くと
「すごいドキドキした」
「まあM奴隷としてはまだまだだけど、なんか初々しくてかわいくて、よかったよ。続きはまた今度な。」
「いっぱい、いっぱい感じさせてくださいね。バイブとかも経験してみたいの・・・」
子供だとバカにしていると、突然、こんなオンナっぽいことを言ってきてドキッとさせられる。その後、通販で買えるバイブなどのサイトを見ながら、話が下着に及ぶと
「尚人さんに下着選んでもらっちゃおうかな・・・」
と美和は言った。美和は相手に思い通りにされたい、着るものも、化粧も、下着も・・・。そんな奴隷に強い憧れがあり、僕と麻美の話に強く惹かれたのだという。なので多分、美和のような女子大生には最も縁遠いだろう・・・超下品なGストリングスのショーツを選んでURLを打ち込んで
「美和がぼくの命令でこんなの穿いて大学通っているって思うとなんかすごいうれしくなちゃうよね」
と言うと
「じゃあがんばって穿かなきゃ。じゃあこれからは普通の下着も尚人さんに選んでもらわなきゃですね・・・」
とまんざらでもないという返事が返ってくる。
「そうだねぇ・・・ あんまり 無理はさせたくないけど・・・ ほんとうの調教だったら、生理用ショーツ以外はみんな僕好みのエッチなもの以外は穿いちゃダメ! って命令するからね」
「そんな命令・・・・されたい。でも一気に何枚も下着買えないから毎月何枚かずつ選んでもらってもいいですか?」
なるほど・・・、ここに来て美和の奴隷願望がどんなものなのか大分わかってきた。
尚人: | スカートもミニスカート以外はダメ! とかね |
美和: | えっ・・・・。ショーパンとかワンピとか着れなくなっちゃうの? |
尚人: | いや そんなことはないよ。実際には、ギャップを楽しみたいし、美和みたいに若くてかわいい娘だったら、 普通にオシャレさせてそのかわいさも見たいし |
美和: | じゃあ服も管理されちゃうってこと? |
尚人: | ブラウスはサテン地の光沢があって、僕が触り心地のいいものにするように とか…。すごいかわいいのに脱ぐと下着はすごくいやらしいとか、そういうのも好きかな。 |
美和: | そんなふうに調教されたい… |
尚人: | 管理っていうより、たとえば 麻美の場合は、 セクシーなものを着ているのを見たいときと、カジュアルでなんかふたりで気持ちいい日を過ごしたいっていう両方の気分があるから、たとえば月曜から木曜日はセクシー、金曜日はカジュアル、土日はボンデージとかメイド服とか過激なもの。とかそういう風にわけたな |
美和: | メイド服だったら前の彼に着せられました… |
尚人: | それに下着だけじゃなくて、服もなんか外に着ていける範囲でいつもよりセクシーなものとか着てごらん。それも僕はうれしいし、美和の気分も気持ちいいかもよ。 |
美和: | わかった |
尚人: | メイド服着てエッチしたの? |
美和: | そうじゃなくてメイド服着せられて写真撮られた。 |
尚人: | それだけ? せっかく美和みたいに尽くしたいタイプのMの女の子がメイド服着たのに、なにもご奉仕とかさせないの? ヘタレ彼氏だなぁ |
美和: | 彼はコスプレが好きだっただけみたい |
尚人: | 美和は かわいいから確かにメイド服は似合うし、すごいそそられる 僕なら着せて奉仕とかさせるけどなぁ・・・。 |
■今日、アソコの毛、剃れって命令されると思って・・・
そんな風に相手の思うように自分を変えられていくことに強い憧れを抱いていた美和は、その中で実は最も命令されたがっていたことが実はあったようだ。
「今日、アソコの毛、剃れって命令されると思って・・・、ドキドキしていたんです」
・・・まったく(笑)。またそれかぁ・・・。どれだけ剃毛したいんだ? この子は…。結局、なんだかんだ言って、もう美和は、アソコの毛を剃りたくて剃りたくてウズウズしているってことがよく理解できた。どっちかって言うとこれはもう「命令しろ!」と命令されているも同じ(笑)。なんかそんな美和がたまらなく可愛くて、おかしかった。
尚人: | お風呂じゃないと大変だと思うから、それはいずれ課題として命令するよ。今度までに剃っておきなさいとかね。 |
美和: | わかった |
尚人: | まあチャットでもいいけど。たいへんだよ? 僕は彼女の剃ったことあるけど・・・。 |
美和: | そうなの? |
尚人: | キレイにするのに30分ぐらいかかったし しょっちゅう かみそりの刃とかかえなきゃならなかったし |
美和: | そうなんだ…じゃあお正月に・・・・あ・・・でも1日は家はお風呂沸かさないんだ |
尚人: | 腋毛剃るようなやつだとちょっと苦労するよ |
美和: | そうなの? |
尚人: | ほんとは 男物の髭剃りの 5枚刃とかのほうがいい |
美和: | え・・・お父さんのひげそりとか |
尚人: | 毛がつまるし、シェービングフォームとか、ジェルとかないと大変だし |
美和: | じゃあやっぱお風呂で石鹸塗って剃ったほうがいい。 |
尚人: | あと最初にすこし 鋏で短くしておいたほうがいいかもね・・・ 自分でやるには鏡もあったほうがいいよ 美和は初めてなんだし |
美和: | お風呂に鏡あるけど |
尚人: | あははは、美和はほんとに剃りたかったんだなぁ・・・ |
美和: | 剃ったほうが私も奴隷になれたって実感するかもって・・・こんなこといえるの尚人さんだからだよ |
尚人: | うん、ありがとう。まあそんな感じの準備がいるから、用意ができたら言ってくれ。そうしたら命令してあげるから |
美和: | ありがと。お風呂でだったらお父さんのひげそり借りちゃおうかな |
…こんな風に調教の初日は終わった。しかしやる気、いや剃る気満々の美和はさっそく次の日の夕方、またチャットに現れた。そう大晦日、もうすぐ紅白歌合戦も始まろうという時間だ。
「あのね・・・・今晩、お風呂で・・・」
「・・・・・・・・」
これだけ剃る気満々なのに、すべて自分の口でいうのは恥かしいのか・・・、彼女は「・・・・・・・・」と恥らって見せた。そんな初々しい美和はやっぱりかわいかった。
尚人: | そう・・w 必要なものは準備できたの? |
美和: | やっぱなんか恥ずかしいなあ・・・うん |
尚人: | じゃあ、命令するよ。ちゃんとエッチな気分で奴隷として復唱しなさい。 |
美和: | さっきお風呂で見たらお父さんのひげそりちゃんとあった。はい |
尚人: | 美和、僕のために僕が喜ぶエッチな奴隷の証として、美和の恥ずかしいアソコの毛を全部きれいに剃ってそれで、自分で奴隷だって感じるようにエッチな気分に浸りなさい |
美和: | はい。美和はご主人様の喜んでくれる奴隷としてあそこの毛を全部綺麗に剃ります。奴隷としてご主人様につくす奴隷として調教してください。 |
尚人: | うん わかった・・・ かわいいよ すごく見たいw ぼくのかわりにちゃんと自分でよく見るんだよ |
美和: | はい 剃ったらメールするね。うわっ。お母さんが呼んでる! もっと話したかったのに・・・ |
そして、それから約2時間半後・・・
美和: | ただいまあ。さっきお母さんがお風呂に入りました。お母さんが上がったら私…なんかすっごいドキドキしてるんだけど…… |
尚人: | あははははは。美和ってほんとうに明るくて屈託がなくて、楽しいなw |
美和: | そっかなあ |
尚人: | すこし、鋏で短くしておいたほうがいいと思うよ。今そこで少しやってごらん |
美和: | えっ・・・今 |
尚人: | じゃないと 大変だと思うよ |
美和: | わかりました |
尚人: | まあ これはアドバイス 命令じゃないよ |
美和: | うん、はさみ持ってくるね |
尚人: | あと 剃った後、ちゃんと 肌荒れ防止のクリームとか乳液とかつけたほうがいいよ |
美和: | わかった。毛をつまんで切っていったらいいんだよね |
尚人: | うん。そうだよ。あはははは、また、生えるから安心しなw |
美和: | 思い切って切った! ティッシュの上に切った毛が20本ぐらい・・・・全体を短くした方がいいんだよね? |
尚人: | そう基本、アソコの上の三角のところは簡単だと思う。たいへんなのはアソコの両脇の柔らかい部分の毛なんだよ。 |
美和: | 切ったよ。 |
尚人: | 短くしておいたほうが、剃るとき楽だよ 終わったの? 早いね |
美和: | まだ途中…もうすぐうえのほう短く出来る |
尚人: | 美和は ヴァギナの大陰唇の両脇とかアナルのほうに毛はえてないの? |
美和: | 上の方は終わった! うん、両脇はそんなに生えてない。お尻のほうは多分生えてないと思う |
尚人: | じゃあ 後はお風呂で温まって、毛穴が開いてからやりなさい |
美和: | たぶんそんなに多くないと思う。友達とかと比べたりしないからわかんないけど |
尚人: | そっか・・・ 友達と温泉とかいけないねw |
美和: | ネットでSMとかの写真とか見たとき写真の人とかよりも薄いと思う |
尚人: | そう・・・ 脚とか手のお手入れはどうしているの? |
美和: | 足とか手はたまにお風呂で剃るぐらい |
尚人: | 美和は毛深くないんだな・・・ まあ写真でもそんな感じだな・・ 美和の髪の毛は 細くてやわらかいほう? |
美和: | うん |
尚人: | じゃあ 大丈夫かな・・・ |
美和: | 何が? |
尚人: | あえて 言わなかったけど、剃って一週間ぐらいかな 生え始めると ちょっとチクチクするかもよ。これから、ときどきお風呂でそこを剃っていつもつるつるの奴隷状態にこれからお手入れしてくれるのかな? ご主人様のために… それとも 試しに 一回剃ってみるだけ? |
美和: | 奴隷になったら毎日剃るんじゃないの? |
尚人: | そんな すぐ伸びないよ きっと週1回ぐらいで大丈夫。 |
美和: | そうなの? ご主人様がいつもつるつるがいいんだったらそうする。 |
尚人: | わかった・・・じゃあ、美和は僕のために いつもそこをつるつるの奴隷状態にしなさい |
美和: | はい |
尚人: | 復唱して |
美和: | 美和はご主人様のためにいつもつるつるの奴隷状態にします |
尚人: | もう一回、 どこをつるつるにするのか 付け加えていいなさい |
美和: | 美和はご主人様のためにアソコの毛をいつもつるつるの奴隷状態にします |
尚人: | うん よろしい! 恥ずかしい? 気分いい? |
美和: | はずかしいよ |
尚人: | うん 美和のご主人様は 美和が恥ずかしがっているのを見たがっているからね 喜んでるw |
美和: | あ・・・お母さんお風呂から上がったみたい |
尚人: | いやらしい美和は、早く 剃りたくてウズウズしているんでしょ? じゃあ それをちゃんと 言ってから お風呂いっておいで |
美和: | はい 美和はご主人様の奴隷になりたくて早く剃りたいです。あ・・・早く入りなさいって怒られちゃった。お風呂はいってきますね。それじゃあ |
それからまた4時間ほど経った新年の1時半頃、毎年大晦日はお父さんとお母さんと紅白見てそのあとCDTV見るという仲のいい家族の一人娘は、
「あけましておめでとうございます」
と言ってチャットに三度(みたび)現れた。お父さん子だと自分で言う美和の親と僕の年齢はほとんど変わらない。いやぁ…、お父さんすみません・・・(笑)。娘さんのアソコの毛、剃らしちゃいました。
「やっぱ剃るときすっごい緊張した。つるつるしてヘンな感じ。毛がないとなんかすっごいあそこが見えちゃうような気がしちゃう」
このまま調教もされたいけど、まだリビングで親がテレビを視ているというので、僕らはその後2時間ぐらい、彼女が眠くなるまで、とりとめもなくお互いのことについて話をした。考えてみれば普通の話を、まだ20歳の女の子の話を普通に聞くのは、この時が初めてだった。
こうしておかしな僕らのバーチャル主従関係は始まった。バーチャル主従関係がどうこうとか、こんなのはママゴトだとか・・・、自分のとっても意味とか、いろいろ考えていたが、すべてこんな美和のキャラクターによってどうでもよく思えてきた。それほどに美和は可笑しくて、おもしろくて、かわいかった。これからどうなっていくのか、それだけはさっぱりわからなかったが…。
今回は美和との会話が楽しく、おもしろいので、その臨場感を味わっていただくために、チャットのログをできるだけ多く掲載してみた。
この続きはまた次回。
特にリアルを知ってると、バーチャルSMでは物足りない^^;
私の場合、何度かチャットやメールで命令されたことありましたが、私のほうはまだ自縛したり玩具使ったりとそれなりに楽しむことできたとしても、Sの方ってロープ持ってても玩具持ってても実行出来ないから空しくならないのかと思ってしまうけど、どうなんだろ?
一生懸命縛って頂いてる姿見たり一生懸命苛めて頂いたりするのが私嬉しいんだけどな~w
しかし、実はこのバーチャルで悦びが得られる方々を私は非常に羨ましいと思ってます。
現実ではマイノリティーだけど、このネット世界ではSMも普通にそして気軽にパートナーを見つけることができるよね。
実現世界では不可能な欲求にもここでは叶えられるし。
なんとかバーチャルで悦びを得たいと思っても脳みそ凝り固まった私の頭ではなかなか難しいと思われ、
誰か私の頭蓋骨割って脳みそぐちゃぐちゃとマッサージしてくれないかしら~
って究極のSMだわ(怖)wwww
僕の場合は、興奮は主に視覚的なものに左右されることが多いので、写真とか動画とかそういうものが相手から提供されればそれなりに楽しめます(笑)。
この美和ちゃんの場合はそれを封じられているので、純粋に精神的に支配することの喜びを何処まで追求できるかという僕にとっては鍛錬の場だったり…。
ただSとしてのどこまで性的に快楽があるのか…、それはリアルを知っている身にとってはさほど多くはないのは確かですね。
それでもネット調教はSとしての能力を磨く場所としては機能すると考えてます。リアルにしてもネットにしてもSMの基本は、その人の脳内の想像力、妄想力の大きさだったりするので、ある意味、究極の放置プレイなのかもしれません。
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